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私が生まれ育った生家の近くには親戚が住んでいました。私が子供の頃は頻繁に行き来もし、クリスマスや正月などは一緒にお祝いをするほどの仲でした。

 

私自身も随分と可愛がってもらった記憶があります。しかし、いつしか仲違いをしてしまい、お互いに憎しみ合うようになってしまいました。理由は簡単なことです。父が持っている土地など金銭絡みでした。

 

目を合わせば火花が飛ぶような、そんな時から嫌がらせは始まりました。生家の家の周りは親戚の畑があったのです。そして、私の家の周りにはコンクリートの塀がありました。そのコンクリートの塀に肥料袋、道具、ゴミなどを置き始めたのです。

 

いわゆる嫌がらせです。彼らが私らを見る視線から、嫌がらせだということはすぐに分かりました。でも、注意することはしませんでした。火に油を注ぐことになると思ったからです。しかし、それらのいらない不用品やゴミは年々増えていき、その状態は十年近くにも及びました。

 

結局は生家を残し、引越しをせざるを得ない状態になったしまったのです。それから数年経ちましたが、まだ生家は残っているし、親戚もその近くに住んでいます。ゆえにそれらのゴミもまだあるような気もしますが、確かめてはいません。